これは平成31年3月5日(廃車当日)に撮影したものだ。
一昨年の冬にスタッドレスに交換してから走行中に振動が起きるよになった。
ネットで原因を調べて、昨年3月にエンジンマウントをすべて交換したが改善されなかった。
それでも昨年の夏ころまでは何とか乗っていたのだが、更に振動が強くなったので乗るのを控えることにした。
近所で中古のサンバートラックが売っていたので、それを購入して現役を退かせた。
私のこの車に対する愛着は強く、サンバーを購入してからも今月まで自宅において時々乗っていた。
「何とかならないものか」・・なんともならないのは分かっていてもあっさり廃車する気にはならなかった。
それでも別れの時は来る、意を決して3月5日に近所の中古車屋に廃車を依頼した。
「さようならワゴンR、本当に良い車だった、ありがとう。」と心から思う。
19年所有して愛着がわいたワゴンRと分かれるのが辛いのだから37年も一緒にいるボルさんと別れるときは
相当つらいと覚悟している、尤もボルさんは手放す気は全くなく乗れなくなっても持っているつもりである。
「ボルさんとは生涯を共にする」などというと笑われそうだが、そういうバイクは意外と多いと思う。
おもしろいのは・・バイクに不満や飽きが来るのは購入して10年以内で、10年を過ぎると愛着が湧く。
それを過ぎれば、そのバイクのすべてを受け入れる事ができるようになると思っている。
自分と共に齢を重ねていける車やバイクに出会えることは少なく、出会うことができれば幸せな事だと思う。
それでも壊れる、今一番怖い事はボルさんが壊れる事で、故障はある程度回避する事が可能だ。
しかし、事故は予め回避する事はできない・・まして自分が歳とって機敏ではないのだ。
ただ、私には16歳から蓄積した危険回避が身についている・・その極意とは何か?
それは「必ず一旦停止」「左右確認」「巡航速度」「車は抜かない」という「急がない走り方をする」事である。
ワゴンRは残念ながら「お別れ」となり寂しい思いをしたが、ボルさんはまだまだ走ります。(ノロノロと)
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