愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 75

【ノーマルマフラーに戻す】

モリワキワンピースの中古を装着して半年になるのだがノーマルマフラーに戻す事にした。
最初のうちは集合管の音を満喫して走っていたのだが、徐々に欠点にも気が付いてきた。

(1)・センタースタンドが無いので整備の時にリアスタンドを使わなくてはならず煩わしい。
(2)・走っているのと最も常用域の2500〜3000rpmで共鳴して気になる。

実際、車体を整備する事が多い私にとってセンタースタンドが無いというのはかなりキツイ。
リアスタンドも気軽に使えればいいのだが、屋外なので安定性に欠けるし、何しろ面倒くさい。
マフラーの共鳴は数ヶ月前から悩みの種になっていた問題で、最初のうちは気にしなかったのだが、
だんだんと不快になってきた。 それでも、戻すかどうか結構悩んだのであるが..
とりあえずノーマルマフラーを引っ張り出してみて、すぐに戻すことに決めた。

というのは..この半年の間に保管してあったノーマルマフラーの表面に細かい錆が浮き始めていたからである。
これを見たときに、よくオークションで見かける錆の浮いたノーマルマフラーが思い浮かんだ。
こういう過程で数年を過ぎれば、ああいう状態になっていくのだと気が付いたのである。
モリワキ集合管は2本持っていて、完全屋内保管が出来るから錆びる事は無いだろうけど、ノーマルは重いから
屋内に持ち込む事は避けていたのである。

というわけで..ノーマルマフラーに戻す作業を始めたのであるが、さすがに重くて面倒くさい。
まずセンタースタンドを取り付けてから、左右のマフラーを仮止めしてから正規に取り付けるのである。
ノーマルマフラーを取り付ける過程で感心したのは、その精度である。
モリワキだと、少し引っ張ったり押したりしてフィッテイングを行ってから取り付けるが、最後は締めこんで落ち着かせる。
それに対して、ノーマルは当然だが「ピタッ!」と規定の位置に収まる。

マフラーを交換し終わったら、マフラーにCRC556を吹いてから丹念に磨きこんだ。
錆の根が浅いので磨きこめば錆はきれいに落ちて傷も残らなかったので一安心。
久しぶりのノーマルマフラーでひとっ走りしてみる事にする。(^^
走り出してすぐに分かる事は、その低速域のトルクの厚みである。
モリワキは低速を犠牲にしていないと感じていたのであるが..しっかり犠牲になっている。
ノーマルでは1・2・3速とスパッ、スパッ、とスロットルを気にせず上げていけば車速が出て行く。
ここら辺は感覚的な部分だが、ノーマルで改めて走ると低速域がフラットなのがよくわかる。
私にとっては、ノーマルの方が運転しやすい。 
その代わり、ドラマチックなエンジンの加速感は全く無く面白みにかける。
運動性能もマフラーが重い分だけ、リア荷重になっているようで旋回能力は落ちている。

この時期..10キロ以上走らないと私のエンジンは機嫌がよくならない。
エンジンが古いので、各部品が熱膨張して落ち着かないとエンジンノイズが小さくならない。
それでも、さすがにノーマルマフラーは静かで、マフラーが共鳴する事は無く、エンジンのノイズ以外には聞こえない。
エンジンノイズは10キロ以上を走ると落ち着いてきて静かに回るようになる。
帰宅してマフラー全体が温まっているので、さらにオイルを少量塗って磨きこんでおく。
実際..モリワキも走っていて面白いので悩むところであるが、しばらくはノーマルマフラーを付けておこう。
この特異なカラーのFには集合管よりもノーマルの方が似合うようにも思える。

センタースタンド復活!(便利) 左右二気筒取り付け。(ホークVみたいな感じ)
マフラー装着完了 細かい錆の芽が出始めていた。
このカラーには、この後姿の方がいいかも・・ 音も静かで、何しろ乗りやすい。

2007/01/14

inserted by FC2 system