愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 63
【憧れのヨシムラ/カヤバ】

以前..マルゾッキのリアサスを付けていたのだが、かなり硬いセッテイングに閉口した。
確かにコーナーリング時動きはいいのだが..後が少し上がり気味になるので足つき性が悪かった。
何しろ相性が悪いのか、ジェグラを付けていた時は、前後バランスが悪いのか蛇行してしまう始末であった。
で..ノーマルに戻して、オークションで売り払ってしまった。(結構良い値で売れました。ニヤリ!)

このバイクを買ってからしばらくして、ヨシムラからリアショックが発売された。
たしか..83か84年頃だったと思うのだが、何しろ高価で買えなかった。
しかし、そのシルバーのボディに赤のスプリングは憧れだった。
マルゾッキはヨシムラ/カヤバほど高価ではなかったので、その頃の私でも購入できたのである。

それで..モリワキのマフラーも付けた事だし、あとはリアショックを交換すれば完成だな〜..。
それなら、ぜひヨシムラ/カヤバが良いな..新品は高いから、中古でいいのをさがそう。
いったい、いくらくらいが相場なのかな?..げっ!40000円? 35000円! 高い。
というわけで、諦めていたのですが、ヨシムラ/カヤバ欲しい!
しつこくオークションでトライしてたら、運良く私の予算内で案外ときれいな物をゲットできた。

出品者曰く..「結構美品ですよ〜!」との事だが、相場より安いので、ちゃんと使えれば良いや!
数日後に荷物が到着、開けてみると..えっ? ピカピカ..新品みたい。
ロッドをはじめ、ボディにも錆なんて一つも無い、スプリングに少し傷がある程度。
ストロークも問題ないし、オイル漏れなんて当然ない! こりゃ〜儲かった!

さて..信州ツーリングから帰った翌日、バイク掃除を兼ねて取付けてみました。
しかし、アッパーブッシュのカラーが入ってない! ブッシュの内径を測定するとノーマルよりも少し大きい。
確かCB-F用のヨシムラ/カヤバはカラーは要らないはずなんだけど..でも、入れたほうがフィッティングは良さそう。
そこで、0.5ミリの真鍮板を加工してカラーを作成して居れる事にしました。
作成はいたって簡単で、現物合せで丸めていくだけです。
カラーの内側にはグリスを塗ってロッドに刺しておいて、外側にもグリスを塗ってショックを入れていきます。
カラーが大きすぎると入りませんし、小さすぎると安定性がイマイチですので、調整を繰り返して決めます。
カラーが出来たら、ショックを取付けてクラブバーをも押して完成です。
う〜ん!カラー入りのほうが気分的にも動きが良い感じです。

真鍮カラー作成(右)

真鍮カラー作成(左)

取付け完了! マッチング最高!いい感じです。
私のFはボルドールカラーなので、赤い部分がかなり多いです。
フロントフォークも赤く塗ってあるし、細かい部品も赤く塗ってあるものがあります。
そんなわけで..画像を見ていただくとわかる通り、純正部品のように納まってしまってます。
この赤による、さりげない統一感は、私のボルドールの特徴でもあります。(いいでしょ。)

走ってみた感じですが..私は柔らかいのが好きなので、スプリングレートを最弱にしてダンピングは2です。
このセッテイングで、前後の硬さがちょうどバランスよく取れてます。
マルゾッキのように旋回に気を使うことも無く、リアの追従性能は良く路面に吸い付いて旋回性能は上がります。
かといって..ノーマルの性能が悪いわけではありませんで、ノーマルでも前後バランスが取れてれば良く回ります。
足つき性はノーマルと同じ程度で、全く違和感はありません。

私はオーリンズは着けた事無いのでわかりませんが、ヨシムラ/カヤバはノーマル風味でいいですよ。
もう一段硬くして、リアにトラクションを掛ければ、更に旋回性能は上がると思います。
ちなみに..私はコーナーは苦手なので、このままでいいです。(笑)
というわけで、これで私のFには、欲しい部品が全て取り付いたのでした。
次回のツーリングは、この後姿で行くのかと思うと楽しみです。
 

2006/08/06

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