【右フォークの修理】(2006/06/04)
vol 57【走らせてみる】より・・
さぁ!マフラーも無事に取り付けが完了したので、いよいよ走らせてみる。
とりあえず暖機運転をするためエンジン始動すると..図太い排気音と共に案外と機嫌よく目覚めた。
KEREKERの時は、ヌケが良すぎる為か始動性が悪くなってしまい少し苦労をしたものである。
エンジンも十分に温まったので「さぁ行くか!」..思ったら、なんと!
右のフロントフォークからオイルが漏れているではないか。(T-T)
最近「やばいかも」と思っていたら、ついにシールが逝ってしまった。
このままでは、走らせるわけには行かないので、急遽右フォークの修理を行う事にする。
というわけで..モリワキ手曲げを装着して、勇んで試走に行くところの出鼻をくじかれてしまった。
しかし、不調のフォークで走っても楽しくは無いので、整備してから走る事にした。
私はフロントフォークのメンテナンスについては..はっきり言って、慣れてます。(-_-)/
このCB750Fだけでも3回に及ぶシールの交換、ブッシュ交換、インナーチューブの交換をしている。
「えっ!インナーを?」と驚くでしょうけど、インナーは少しづつ曲がって、癖がつく物です。
私のは28000キロで新品のインナーチューブに換えて、古いのは数年前にオークションで処分しました。
ちなみに..実はもう一組インナーチューブの新品をストックしてある。
雑誌などでも、数千キロおきにインナーチューブを90度刻みに回転させると曲がりクセが付かないと書いてあるとおり
かなり微妙であは有るが、長い間にはよじれが出るようである。
能書きはともかく..車体をジャッキで上げて前輪を上下ブリッジのネジを緩めてフォークを引き抜く。
この時は、思い切って前日にリアスタンドを購入しておいたて良かったと心底思った。(^^;
さて..フォークを引き抜くのだが、Fの場合はウィンカーのバンドが抵抗になって、かなり難儀する。
この作業が一番面倒で時間が掛かるのだが仕方が無い..地味に回転させながらフォークを下に引き抜く。
フォークが完全に引き抜けたら、フォーク内部のオイルを抜いて分解する。
ここらへんの作業はSMに載っているので詳しく書く必要は無いが、部品を再利用したいなら丁寧に行う事。
私の場合はストックされている部品にフォーク関係が2セットあるので、何事も無く淡々と分解していく。
分解されたら、ブッシュ類の磨耗を確認して使えるようなら再利用しても良いし、新品を組み込むのも良い。
経験的に..ブッシュのコーティングよりもオイルシールの方が弱いので、ブッシュは使えることが多い。
もし、上下ブッシュの片方にでも磨耗が見られたら、迷わず上下のブッシュを交換するのが良いだろう。
今回は折角分解し、スペアの部品も揃っているのでブッシュとピストンリングは交換してオーバーホールした。
外されたブッシュは、まだまだ十分に使える状態なので捨てずに保存しておく事にした。
中古部品でも大切に取っておけば将来何かの役に立つ事が多い。 |