愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 49

【シムの再調整】(2005/07/18)

今年のGWにエンジンを下ろして整備してから約1000キロほど走行をしたので、シムを調整する事にした。
バルブの擦り合せを行ったので、1000キロほどで調整するのが安心である。
この作業も慣れてくると、あまり苦ではなくなってくるから不思議である。
また、シムの変化を見ることでバルブ周りの状態も概ね推察できるのである。
今回は発電系のチェックも兼ねて行う事にした。

シリンダーヘッドを外して、ACジェネレータの
カバーを外す。
 
35000キロで交換したブラシの変化をみる。
やはり外側のブラシの方が早く磨耗する。
ジェネレーターローターもきれいなまま。
発電系は目視では問題は無いようである。
シックネスゲージでクリアランスを測定する。
必ず規定位置で複数回測定する。
 
専用工具のバルブリフターホルダーを使って
バルブリフターを下げてシムを外す。
外したシムをマイクロメーターで測定する。
交換シム早見表でシムを選び出し交換する。

今年のGWから始めたエンジンの整備は
今回のシム調整で完了した。
自分なりに納得できる整備をしたつもりである。
ショップに出してしまえば、金で解決できて
安心も買うことが出来るのだが..
それは、買ったものでしかない。
失敗しても自分で苦労して、手間隙を掛けて
整備することで、整備の技術も習得でき、
より深く愛車を知る事が出来たと思う。

左の画像を見て分かるが..
バイクを整備するというのは、かなり多くの
工具を必要とするし、場所も必要である。
もちろん、機械いじりが好きでなければできない。
それと..暇人でなければ絶対に出来ない。(^^;

人それぞれであるが..
私自身は、それほど走り回る事はない。
ツーリングもゆっくり出発して早めに戻るという
案外とのんびりしたスタイルである。
以前は少し改造やカスタムもやったのだが、
今はそんな気持ちも無く、ノーマル+αを
大切に維持して快調に走れるようにしている。
私のとっては、それが大人のバイクの乗り方。
「早いF」や「すごいF」や「格好良いF」に
乗る必要は無く、美しいFに乗っているという
のが..ワンオーナーの私の答えなのだ。

2005/07/21

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