愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 33

【フロント・ホイールベアリングの交換】

一昨年..エフを再起させてタイヤ交換をした折に、フロントタイヤのバランスが取り難いと言われた。
その時は、特に気にしていなかったのが、走行距離が40000キロに達しようとしているので、
ホイルベアリングが気になりだして、交換する為にWEBで情報をかき集めてみた。
すると..前後で交換工賃がベアリング込で20000円+純正シール代といったところが平均的で、
工賃が高いところなどは、3〜4万円近い所もあるようである。
さらに、ベアリング打込みはシビアなようで、ディスタンスカラーとの隙間なども適当では済まされない事もわかった。
私は..バイク屋はほとんど信用していないので、自家修理と決めて工具とベアリング、シールを購入したのである。
この辺のくだりは、vol32に詳しく書かれている。

さて..ではベアリングを交換してみる。
フロント・リアともに交換する予定であるが、今回はフロントのみで、リアはいずれ行う事にする。
理由は..まだしばらくは持ちそうな事と、まだ寒いからである。(^^;
交換手順と様子は画像で説明した方が分かりやすい。

交換前のホイール。
40000キロもがんばってくれました。
作業風景です。
フロントを脚立で吊り下げてます。
これは案外といいですよ。
 
ホイールを外して、ディスクを外す。
シールも無理やり引っぺがす!
まず、R側を抜くのだが、その前に
リテーナーを回して外しておく。
専用工具が必要なのだが、欠品しているので、
マイナスドライバーで地味に叩いて回す。
 
L側のシールも外してしまいます。
スピードメーターギアも外します。
いよいよ特殊工具『ベアリングプーラー』登場。
合うソケットセットして固定します。
プーラー本体をセットします。
この作業はけっこう面白い。
 
プーラーを回すと..ベアリングが徐々に
上に抜けて来ます。(これは面白い!)
抜けました〜! ディスタンスカラーを抜いて、
反対側のベアリングも抜きます。
外れたベアリング。
38700キロ..良くがんばりました。
 
ホイールの中を清掃します。(案外きれい) インストーラー(ドライバー)を使ってR側を
先に打込みます。(R側は簡単だ!)
反対側(L側)から入り具合を確認。(OK!) ディスタンスカラーを入れる。 いよいよL側!大き目のカップで面一まで
打込んで、後は慎重にディスタンスカラーが
接触する直前で打つのをやめる。
 
L側..チェックします。よっしゃ〜!バッチリ。
ディスタンスカラーがぎりぎり動きます。
 
R側のリテーナーを戻して、シールを打つ。
リテーナーはポンチでかしめておく。
ディスクプレートを戻して、アクスルも戻す。
フロント回りを全部戻して..フロントを上げて
空転させてチェックする。(いい感じ..軽い!)
 

という訳で..ちょいと近場を走ってみたのですが、全然違います。
フロントに抵抗が無く回転しているのがわかります。
ちょうど..浮遊している感じとでも言えばいいのか。
タイヤが転がっている感じではなくて、滑って行く感じですな!
ハンドリングも軽くなった感じもします。

高速道路(西湘バイパス)で速度をだして高速テスト・・OK!
ワインディングで振れのテスト・・OK
田舎道でSTOP&GO・・OK
う〜ん..いい感じ!バッチリです。

外したベアリングも、まだ使えそうな感じに見えたのですが、
新品で走ってみると、その違いが歴然としてました。
やはり..それなりに痛んでいたのでしょうね。
38700キロ..ご苦労様でした。

2005年03月12日

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