愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 3

  今回はガソリンタンクの錆取りとブレーキの分解を行います。
屋内保管とはいえ、8年ほど放置状態に近かったので、ガソリンタンクの中は錆が
発生してました。 ネットで調べてみると「花さかG」というタンククリーナーが効果的ということでしたので、通販で購入しました。

週末天気もよかったので、早速ガソリンタンクを清掃します。
まずは、中性洗剤でタンク内の油分を軽く落とすのですが、今回の整備で防錆油を
タンクの中に張ってあるので、なかなかとれません。
中性洗剤で2度洗いの次がマジックリンのW攻撃です。
2回目のマジックリン攻撃のときに細かく切ったチェーンをタンクの中に落として、
タンクの中をこすってもらいます。これはかなり効果が合ったようで、
錆が次々と出てきました。油分も大半が落ちたようで、タンクを水洗いしても油膜が
出てくることは無くなりました。 油分が切れたところで、さらに中性洗剤で二度洗いを
行い、しつこくすすぎを繰り返して洗浄を完了。

タンクを持って風呂場へ移動..
ガソリンタンクが完全な塗装ではなく、シールでライン処理をされているので、
あまり高温なお湯を入れて、シールが浮いてくると困るので、
とりあえず70度くらいのお湯をタンクに半分入れます。
花さかGの説明によると、満タンにお湯を入れて処理するのが良いらしいのですが、
CB750Fのタンクは20リットルもあり、花さかGの希釈の限界(20倍)近くになるので、
処理能力に疑問が生じたため、タンクを転がすことで対処することにします。

で..花さかGをタンク内に溶かし込みます。全部は入れずに、
後処理用に少し残しておきます。
タンクをゆすって液体を攪拌し、しばらく寝かせることにしました..ZZZ

さて、ガソリンタンクの処理が終わったので、今度は貼り付いてしまった前後の
ブレーキを分解します。 ブレーキキャリパ自体は簡単に外すことは出来るのですが、
ブレーキピストンを抜くのが面倒です。
特に固着してしまっているので容易には抜けません。

私はベビーコンプレッサー(20リットル)を持っているので、加圧空気をキャリパ内に
送り込んで、ピストンを押し出しました。 それでも、固着が進んでいて何度もピストンを
軽く叩いてはCRC556を吹いて、ようやく外すことが出来ました。
心配していたブレーキピストンの錆は無く、汚れている程度でまだまだ使えそうなので
一安心です。

先日ネットオークションで興味本位に購入した、シリンダーヘッドが到着したので梱包を
解いてみました。 前の話で、以前私の悪整備で、シリンダーヘッドを傷めたことが
あるので、その予備と、シリンダーヘッド自体がどんなふうになっているのか
知りたかったので買ってみたのです。 
一番の興味は昔自分で痛めつけたマフラーフランジボルトの部分が、
どのようになっていて、あの悪整備の影響が出るかどうか自分の目で
判断したかったのです。 分解されたシリンダーヘッドを興味深く眺めた結論は..
「影響は無い」と言うことです。 これで、昔の悪整備が原因でオイルが漏れる事が
無い事がわかったので、やはりバルブステムシールが疑わしいです。 しかし..
バルブステムシールを直すには、シリンダーヘッド自体を外さなければなりません。
もちろん100kg近いエンジンを下ろさないと出来ませんので、これは個人整備では無理だと結論しました。

そこで、今回はオイル漏れの状態と相談の上、次回に回すことにしました。
バルブステムヘッドからのオイル漏れは、深刻な状態で無いので様子を見て、
修理に出すことに結論したのです。

この日の屋外での修理はここまでで、部屋に持ち込んだガソリンタンクの様子が
気になります。 タンクの中を懐中電灯で照らしてみると..
おおっ!錆が落ち始めてます。
全体的に白っぽい感じで、処理が進んでいるのがわかります。
元々の錆の状態がひどくなかったので、処理も早いようです。
その後..
一日おきに、タンクを表にしたり、裏返したりしてムラ無く錆を落とすことを
一週間ほど繰り返しました。

洗浄中のガソリンタンク

かなりしつこく洗浄を繰り返し
「花さかG」を注入した。

分解されたブレーキキャリパ

ピストンはサビや気になるカジリも
無く、まだまだ十分に使える。

ストリップとなり点滴を受けながら
エンジンを回すCB750F

ガソリンタンクが無いので、
自作の補助タンクからガソリンを
供給してエンジンを掛ける。
キャブからガソリンが漏れたが
エンジンが始動すれば止まった。
しかし、バルブは交換かな..。

ネットオークションで落札した
シリンダーヘッド

 

2003年04月07日

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