愛車CB750Fボルドール2の再起記録 vol 26

愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 26

  【オイルクーラーの再装着】

私のエフには、ボルドールUのオプションであった900Fのオイルクーラーが
装着されていたが、14年前の車検のとき外して以来付けていなかった。
本当は取付けた方が良かったのだが、当時の車検事情から外したままにしたのだ。
最近エフに乗り始めた方は知らないだろうが..
当時の車検では、標準以外の全てが許されなかったのである。

そんな訳で..再起したエフにはオイルクーラーが付いていない。
取り立てて問題は起きないのだが、気になる事がある。
それは、900Fのオイルポンプを装着したままになっているので、オイル圧力が750Fの
標準値よりも高いということである。
もちろんリリーフバルブがあるので、余圧は全てオイルパンに吐き出しているが、
気になりだしたので、再度オイルクーラーを取付ける事にした。

【準備】

オイルクーラーを取付けるにあたって、細かい部品をレッドバロンに注文した。
他に、ジェネレーターブラシなども注文したので、8000円にもなってしまった。
数日後、連絡があって部品が揃ったので引取りに行った。

【作業】

まず、マフラーを左右外す。
この記録を読むと分かるが、過去に3番気筒が悩みの種だったので、
今でもトラウマになってしまっていて、神経を使って外す。
マフラーを全て外して、恐る恐るエキゾーストポート内を見ると..
心配していた、4番気筒のバルブステムからのオイル滲みも無く快調な様子である。
ほっと胸をなでおろしたのと同時に、まだ十分に走れる自信が沸いてきた。

次にオイルを抜き、オイルパンを外す。
少し固着していたが、叩くとすんなりと落ちてきて、ガスケットの付着も無い。
オイルストレーナー周辺を掃除してから、900Fのオイルパンを仮止めする。
そして、ネジロックをボルトに塗布して均一に締めこんでいく。
オイルパンの装着が完了したら、オイルクーラーをフレームに取付ける。
純正品なので、社外品のような見苦しい取付けにはならない。
おまけに、ホースブラケットはエンジンに付いたままになっているので、
本当にボルトオンである。 さて..いよいよホースを連結するのだが、
ここで問題が発生した。

オイルパンに取付ける6ミリのボルトを紛失してしまったのである。
私の場合..入念にしまい過ぎて、隠れてしまう事が多々ある。
仕方なくDIYショップに走ってステンレスのボルトを買ってきて取付けた。
最後に、マフラーを戻すのだが..3番気筒のフランジは、例の問題時に少し削って
加工したので、これを期に予備のフランジに交換することにした。
マフラーガスケットの新品を入れておいて、ゆっくりとフランジを締めていく。
やはりヘリサート処理していても、3番気筒のフランジ取付けは神経を使う。
あまり強く締めすぎないようにして、ほどほどで納得する。(それでも十分締まってる)

さて、オイルを入れて..各部の取付け状態を入念にチェックし、セルスタート!
すぐにエンジンは目覚めて、次第にオイルクーラーが温まってくる。
どうやらクーラーが機能し始めたようである。早速..試乗する事にする。

【走行】

走り出して、すぐに分かったのはエンジンの回りが軽い事である。
そして、クラッチの入りとギアチェンジが、スムーズになった事である。
エンジンの音も、ジャラジャラ音が無くなり、シャカシャカ音になっている。
走行感は、交換前よりも軽くエンジンが調子よく回る。
やはりオイルの圧力が正常に戻ったのか? 余圧を十分に逃がせる為か?
ともかく..エンジン全体が軽く回っている感じである。
40キロほど走行したが、オイルパンからの漏れも無く取付けは完全である。
エンジンの吹き上がり、ギアの入りも問題無くスムーズであった。
こんな事なら、もっと前にクーラーを取付けておけば良かったと思った。

オイルを抜く

900Fのオイルパンを装着
 

クーラーホースを連結する。
オイルクーラーを取付ける。
4番気筒            3番気筒             2番気筒            1番気筒

カーボンの蓄積は見られるものの、年式からすればきれいな方だろう。
気にしていた4番気筒からのオイル滲みも無い事が確認できた。
結局..4番気筒のオイル滲みはなんだったのだろう?(謎)
乗らなかったので、バルブステムシールから少しづつ滲んで来たとしか考えられない。
今は毎週..少なくとも二週間に一度はエンジンを掛けているので、調子がいいのだろう。
このコンディションを維持できれば、バルブ周りは問題ないと結論した。

2004年12月12日
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