愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 199

【秋の整備1日目(1)】
 ひょんなことから仕事に数日の空きが急にできた。(あまり嬉しい事ではないけど)
自営業のオレは、こういう隙間休みが年に何度かあるが、世間はオレを中心に動いてないのか
しばらくすると、オレの予定を無視して勝手に進んで行く。
今回は予想では一週間だ。(その後、ほかの仕事が勝手に動いて4日間になった。)

仕事に空きができた当日の夜、「明日はマフラー交換だ!」と気合を入れた。
2022年秋の整備は「マフラー・オイル・ブレーキ」の三本立てで行くことにした。
以前は、この程度の作業は気合入れなくても日常的に出来たけど、歳を取るとそうはいかない。
体と相談して疲労を残さないように適当にやらなくてならない。トホホ・・。

マフラー交換中
 

 さて、まずは準備、マフラーが落下しないように軽く吊り下げておく。
タンクは万が一のことを考えて外して保管しておくことにする。
こういう処・・作業の一つ一つを丁寧に確実に安全に進めるのは「経験と歳」のおかげだと思う。
 

 

マフラー吊る

タンク保護(笑)

 

 予備の右マフラーは修理済みを除いて2本あるので、状態を見てから決定した。
使うマフラーが決まったら、いよいよマフラーを取り外しがフラーガスケットを抜く。
ここのマフラーガスケットだけは再利用とかはやめた方が方が良い。
もし排気漏れを起こしたら、再分解して組み直さなくてはならなくなる。
 

  今回は右側を使いました。 ガスケットを抜き確認。
 
 さて、外した右マフラーだが・・思ったよりも重症だ。
テールエンドはボコボコ、中央部は錆で膨らんで開いてきている。
このマフラーは2017年9月に交換(Vol165参照)したのだが、その時は状態が良かった。
前も書いたけど、古い中古部品で新品同様なんてあるわけがない。
全ての中古部品は似たような状態で、外観から劣化が分かるような中古部品は買うべきでない。
 
錆でマフラー内側から膨らんでいる。 錆でボコボコ状態。
   

 交換するマフラーにジョイントパーツやステーを取付けて部品を用意する。
マフラーフランジガスケットは今回もキタコ製を使うことにした。(実績あり)
純正も準備したけど、キタコのそれは純正と完全互換する。
何度も言うが・・安物はサイズと厚みが違うので使うべきではない。
特にこの部分は、一度組み上げて「ダメ」な場合、取り返すのに手間がかかる。

   

各部品を移植。 パーツ準備。

 さて、このマフラーフランジガスケットだが・・これをきれいに入れるにはコツがある。
外してみるとわかるけど、このガスケット、意外とキチっと入ってない人多いと思う。(笑)
このガスケットは先にベアリングドライバーで、先に軽く打って固定するのだ。
そうすればコロコロ外れることもズレることも無く落ち着いてマフラーを取付けられる。

ガスケット挿入(右) ガスケット挿入(左)
 

 ガスケットが座ったらマフラーを取付けるために、マフラー後部を吊り上げておく。
さらにエンジン腹下の部分にも枕を入れて持ち上げると、意外と簡単に取付けられる。
ただし締めこむ順番は「マフラーフランジ(仮)」「マフラーステー(仮)」「マフラージョイント(仮)」
本締めもこの順番で締めていくのが最も無理な力がかからない順番だと思う。
オレの場合、この締めこみ順番は結構厳格に守っている。
必ず「仮締め」から「馴染ませ」て「本締め」に持っていく。


2022年11月13日
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