愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 192

【オイル交換 2台】
 ボルさんとTLさんのオイル交換をすることにした。
ボルさんのオイルは2017年9月に交換して以来なので、なんと2年半も交換していない。
というと驚くが、走行距離は前回が65552キロで、今回が68098キロなので2546キロしか走ってない。(笑)
加えて週に一度のエンジン暖機が行われる程度なので、劣化度はちょうど3000キロと同等だろうと思う。
オレのボルさんは新車購入時から露天保管をしたことが無い車体なのでパーツの劣化が緩やかである。

 TLさんは昨年7月にレストアを開始して現在までに1000キロ少々乗ったのでオイル交換する。
1000キロでオイル交換というのも早すぎる気もするが、TLさんの状態から察するにオイル交換はあまりされてない。
前回のオイル交換の時にオイルを抜いて悪臭がしたので、相当古く劣化していた事がわかる。
そんなわけで、ここ何度かは早めのオイル交換で内部のオイル煤も流し出してしまうつもりだ。

ボルさんのオイルを抜く。 汚れはあるが、まだしばらく使えそうなオイルだ。
 

 先にボルさんのオイルを抜く、今回はフィルターの交換はしないのでオイルを抜いて入れる単純作業である。
オレの場合は3000キロを目途に交換して来たので、こんな作業を20回以上やってきたことになる。
しかし・・さすがに還暦が近くなって、この程度の軽作業も面倒になって来たのも事実だな。
何しろ「かがむ」作業というのは疲れるようになってきた、あと何年、コイツに乗れるだろうか・・。

 
古いオイルを出来るだけ抜く。 汚いけど・・まだオイルって感じがある。

 オイルドレンボルトにデイトナのオイルセンサーが取り付けてあるので締め込みには注意が必要だ。
オレの場合はロングディープソケットを使って規定値で締め込むことにしている。
オイルリングは忘れてはならない、小僧や初心者はこのリングには無関心なようだ。(笑)
ボルさんの場合、ドレンプラグの締め付けは3.5kg/cmとなっているので守る事。

 以前にも書いたけど、オレはドレンプラグで油温を測っている。
クランクサイドのメクラキャップで測る事もできるが正確さからドレンプラグ位置にしている。
それはドレンプラグのすぐ上にオイルストレーナーがあって吸い上げているからだ。
つまり「オイル吸い上げ直前」の油温をダイレクトに測れるのはドレン位置なのだ。
そのためか、油温の上下はかなり敏感に表れるようだ。

   
センサー付きのドレンプラグ。 オイルはG2にIXLを加える。
   

 ドレンプラグを絞めてセンサー配線を戻したらオイルを入れる。
オレの場合はホンダG2に、2006年から愛用している添加剤 IXL を加えている。
この手の添加剤は賛否両論だが、IXLを入れてから調子良いのと、IXL自体が継続販売しているので信用している。
パッと出の添加剤なら数年で消えてしまうだろうが、IXLは支持されているようで消えない。
でも・・値段は確実に上がってしまって気がするのが残念だ。

 今回のオイル量はエンジンを少し回しながらゲージ確認で決めていく。
最初にIXLを120ccとエンジンオイルを3000ccいれてエンジンを少し回してオイルを上げる。
更に190cc、更に100cc、更に80ccとエンジンを暖気しながら加えて3490ccでOKにした。
このオイルクーラー付きのCB750Fのオイル量にはそれぞれ持論があるようである。
オイル交換後に周回コースを40キロ程度走らせてからオイル量を確認してOKとした。

   
オイル交換の為にスキッドプレートを外すのかよ・・ げぇ!思ったより劣化が凄い!
   

 ではTLさんのオイルも交換しよう。
昨年譲り受けた時点での走行距離は16127キロ、今回の走行距離は17400キロなので1273キロで交換となった。
たった1273キロ走行で交換なのだが・・出て来たオイルの状態はボルさんより悪く真っ黒である。
それでも前回のような異臭は無く、かろうじてオイルらしい粘度を保っている・・しかしオイルの劣化が凄い。
無理な走行はしてないので、エンジン内部の清浄性が悪いのだろう。

 TLさんのオイル交換はボルさんよりも面倒で、先にスキッドプレートを取り外さないとドレンが抜けない。
この形式のエンジンはドレンプラグが真下に無く、クランクケースの横に付いているのだ。
濾過式のオイルフィルターも無く、フィルタースクリーンだけという簡素なものである。
このエンジンは、たしか1970年代前半のCB125SとかSL125などから流れをくむエンジンだと思うんだけどね。

   
オイルスクリーン洗浄とパッキン交換。 モノタロウのバイク用エンジンオイル。
   

 オイルスクリーンを洗浄して、ドレンキャップのゴムパッキンを交換して取り付ける。
TLさんのエンジンオイルはモノタロウのバイク用エンジンオイル(600円/1リットル)だ。
G2のような純正のオイルなど入れたら、このエンジンが驚いて故障してしまうぁもしれない。(笑)
このモノタロウのバイク用エンジンオイルは前回も使ったので性能的には問題ないと思える。
こちらもゲージを見ながらオイルを入れていき、走行後に確認してOKとした。

 ボルさんもTLさんもエンジンオイルを交換して走らせて様子を見たのだが、やはりオイル交換後は調子良い。
ミッションの入りもザラ付きが無くスムーズに入るし、回した感じも軽やかで気分が良い。
これでまたしばらく、この2台で楽しむことができる。

 
2020年03月30日
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