愛車CB750Fボルドール2の再起記録 vol 190 |
【TLさんの再起記録(8)】
TLさんの整備は地味に進んでいて、記事にはしていないけどハンドルもレンサルに交換した。
タンク右側角の凹みは山で遊んでいて転倒させてしまい凹んでしまった・・まぁ、遊んでいるから仕方ない。
さて、今回は電装系を6Vから12V化する事にする。 何しろウインカーの点滅やバッテリーの充電など6Vには限界を感じたためだ。
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トレールスタンドも買ってみた、これは便利だけど軽整備用である。 |
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TLさんを12Vにするのにはカプラーなどの加工を考えるとキット化されたものが割安である。
ヤフオクで探すと2種類の出品があったので、よくよく検討した結果、下の左側画像の物を購入した。
こちらのキットは充電系とヘッドライト系のレギュレーターを別にしている点に魅力を感じた。
それとレギュレーターのサイズが大きい事も選択の対象となった。
ボルさんのレギュレーターなどはかなり大きくヒートシンクも深い、それほど発熱するパーツなのだ。(Vol105・106参照)
選ばなかった別のキットでは申し訳程度のレギュレーターで、問題はないかもしれないが・・かなり不安である。 半導体系の電子部品は冷やして使うのが当然だ。
このキットには電球が用意されていないが、オークションでTL系を扱っている京都方面の出品者が揃えている。
一式セットで買ってもパーツ屋で買うよりも安いし手間も省ける。(頼りになる出品者である。)
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このキットは信用ができると思う。 |
別出品者より購入した。 |
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作業は簡単である・・と言いたいところだが思ったよりも面倒くさい。(なんだかんだ半日かかる)
キット出品者の丁寧な解説書通りに進めれば確実にできるのだが、パーツの収め方までは載ってない。
オレは先ず電球類をすべて交換した、その過程でメーターバイザー内にあるレクチュファイアを取り外した。
全体作業の中で一番面倒なのがメーター回りの作業でゴチャゴチャしているのでやり難い。
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画像中央の黒い物がレクチュファイア |
レギュレーター交換前 |
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メーター回りが終わったらタンクとシートを外して6Vレギュレーターを抜き去り、12V用の物に交換する。
さて、ここが問題で、大きなヒートシンクのレギュレーターをどこに収めるかを工夫する。
このキットを使った他の方の記事を読むと苦労されているようで、それは確かにマイナスポイントかもしれない。
そこで、試行錯誤の末にピッタリと収める場所を見つけました。 それは「キャブレター上面のフレーム間」にヒートシンク側を下向きにするとピタッと収まります。
小さい方のレギュレーターはエアクリナーの上に少しだけゴム壁を切れば収まります。
この状態でタンクとシートはレギュレーターに接触せず完璧に収まります。
大きなレギュレーターは下に向いている方が放熱でも有利なので、この場所が最善だと思います。
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レギュレーターの収まり具合。 |
大きな方は軽く固定すること。 |
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レギュレーターを収めたので、ジェネレータからの配線に割り込みを掛けます。(少し狭いのでやり難い)
アース配線を行い配線類を整理してバッテリーを載せます。
バッテリーレスにする方がたまにいるようですが、やはりバッテリーを載せたほうが断然安定します。
それと・・バッテリーを電解コンデンサーに置き換えても、実はそれだけでは効果はあまりないんです。
やってみればわかりますが、付いてても無くても大差ないですよ。>小さな電解コンデンサー
ちなみにパワーアンプの電源段の電解コンデンサーなんて異常なほど大きいですね。
あれくらい無いと出力回路からの電力要求に応えられないんでしょうね・・。 それはともかく、オレは台湾製のLongの12V1.2Aを載せることにしました。
このバッテリーは通販店舗によっては価格差が大きく1500円から3000円(送料別)と割高です。
そこでバイクとは関係ない処で買いました・・それは時々利用する「秋月電子通商」です。
オーディオアンプやらを直すときに利用しているのですが安いです。
このLong製12V1.2Aのバッテリーも1000円未満でした。(送料も安い)
接続カプラーの形状が違うので自作で変換ケーブルを作りました。(端子類はホームセンターで購入できる)
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割り込みを行う。 |
Long製のバッテリーを載せる。 |
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さて完成したので早速エンジンを始動して灯火類を点灯させると・・バチっと全ての電球が切れて煙が、、げっ!
というのは冗談で、バッテリーを載せているのでエンジンを始動しなくても灯火類の動作試験はできます。
さすがに安定してます、ヘッドライト付けてニュートラルランプとウインカーが点きます。(少し感動)
ヘッドライトの明るさも安全な領域と言えると思うし、なにしろ瞬きしないのが嬉しいですね。
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ヘッドライト点灯 |
12V化無事に完成ですね。 |
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走らせてみて気が付いたのは、関係ないと思うのだがアイドリングが安定しているという事。
点火系統は無関係のはずだけど、エンジン始動時からアイドリングが安定している気がする。
今までは走って来て止まるとストールしそうな時があったのだが・・スッと安定します。
因果関係は分からないけど明らかに6V時よりもエンジンが安定している、なぜだろう? まぁ、調子が良くなったのだから、それでいいんだけどね。
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2020年02月19日 |