愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 184

【TLさんの再起記録(5)】
 オンボロだけど着々と再生の道を歩み始めたTL125、今回はオイル交換とオイルポンプ関係の掃除です。
このTLさんは、なんだかんだ粗雑に扱われてきたのは分かっているので右クランクカバーを一度外します。
そこにオイルフィルターローターが組まれているので分解して掃除します。

外相はボロだけど、機関はそれなり・・さすがホンダの名機。
 

 分解に先立ってオイルを抜いてみると・・まさに「廃油」という鼻孔を突く真っ黒なオイルが出て来た。
おそらく相当長期間オイル交換をされてない、粘度など無いようなサラサラ状態のオイルである。
ハッキリ言って・・「そうだと思ったよ。」って感じだったので驚かなかった。(笑)
次にキックペダルやクラッチワイヤーを外して右クランクカバーは気長に叩いて外す。
これも一度も外されて掃除などされてないほど固着していた、おそらく30数年ぶりに外されるカバーだ。
カバーの中は・・意外ときれいなので一安心、まだまだ使えそうだ。

 
 
ウゲ〜ッ! 墨のように黒く、臭いエンジンオイル カバー類は洗浄しておいます。

 ガスケット(クランクカバーとオイルローター)は純正が欠品なので代用品をネットで購入した。
こういう処が依然と違って「金出せば手に入る」のでレストアする者にとっては、とても助かる。
クランクケースを取り付けて、オイルフィルターを取り付けてキャップのゴムパッキンを新品に交換して取り付ける。
オイルをゲージを見ながら900cc程度入れて完了。

   
クランクケースカバー取付け。 オイルフィルター取付け。
   

 エンジンオイルの高官の次はフロント周りを復元する。(今までは仮復元だっだ。)
スピードメーターギアを組み込んで、新品パッキンに交換してブレーキシューを取り付ける。
ブレーキワイヤーとスピードメーターケーブルも新品に交換して組み付ける。
こういう時、125ccくらいの車体だと「このくらいで良いだろう」という勘トルクでやっている。(笑)
ボルさんの時は厳密にトルク管理されているけど、TLさんやモンゲルさんは少しいい加減整備だ。
まぁ・・私は締め込みはキツク締めないように気を付けているのでネジが捻切れる様なことはありません。

   
メーターギア(代用品)と新品パッキン ブレーキシュー交換
   
 
フロント周り整備完了 これはクラッチレバー・・純正交換。
   

 次回はいよいよリアショックの復元と試乗を行うことになる。
オイルシールは上手く機能しているようで、部屋で吊って漏れを確認している時点では全くオイル漏れは起きてない。
しかし、車体に取り付けてバウンドさせたとき、シールが馴染むまでは少しにじむ可能性があると思っている。

 
2019年07月21日
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