愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 178

【中古ホイール購入】

 オークションでFB用のブラックコムスターがペアで出ていたのでスペアとして購入した。
何しろ40年近く経過しているので状態はそれなりである。
コムスターの場合、全体がアルミなのでどうしても経年劣化で歪みが起きてしまう。
特に屋外で放置された車種は大きく歪んでしまって横振れなどが生じる事があるようだ。
このホイールの車体は屋内保管されていた車体だと思われる。
というのも、タイヤは製造年が古い割にはサイドのひび割れも無くゴム質も弾力を保っている。
タイヤは抜いてしまう予定だったが、古いけど山もある上に劣化も見られないので使用する事にする。

 このホイールも残念ながら歪が生じてしまっている。
前輪は「縦触れ=0.8ミリ 横振れ=0.5ミリ」 後輪が「縦振れ=1.1ミリ 横振れ=0.5ミリ」といったところ。
マニュアルによると使用限界は縦横共に2.0ミリなので、前後輪共に許容範囲内に収まっている。
何しろ前後輪共に横振れが小さかったのが幸いだった。
縦振れも極一部が外側に歪んでいる状態なのでホイールを打ったわけではなく膨張による歪である。
この膨張歪が横振れに出てしまう場合が多いようで、そうなると回してて気持ちが悪そうである。
確かにホイールバランサーに載せて回してみても横振れというのは前後輪とも目視では分からない。
しかし、縦の振れは1ミリ程度局部的にあるので回る速度によっては注意すればわかる。
何れにしても、使用する分には問題はなさそうである。

 

エッジを磨いたので何とかきれいに見えるようになった。
 
 

 前輪は回してみると軽やかに回ってバランスも問題ない状態なのでベアリングの交換は無用と判断。
後輪は回転させると低速になると「ゴロゴロ感」が発生するのでベアリングを交換する。

 

 なんと14年ぶりに登場するベアリングプーラーさん、今回もキッチリ仕事をしてくれました。
最初にブレーキローター側を抜きます、グリグリ・・グリグリ・・バン! 急激に抜けて驚きます。
軸に入っているディスタンスカラーを抜いて保管してから、バブ側のベアリングを抜きます・・バン! 抜けました。

 

 最大の難敵はこのハブスプロケットベアリングでサイズがデカいのでプーラーを回していてプーラーが
負けるのではないかと疑ってしまうほど抵抗します。
何度か確認の為に位置を変えながらグリグリ・・まだかよ・・グリグリ・・バンッ!
一気に抜けてプーラーが緩みます。 さすがベアリングプーラーさん、今回も良い仕事ぶりでした。
ベアリング抜きはプーラーさんがいないと絶対に抜けません、乱暴に抜けばホイールが傷みます。
というわけで、今回はここまでにします。
 ベアリングとシールは購入してあるので、また仕事の合間を見つけて打ち込むことにします。
ちなみに、ここを見る方はホイールを見て違和感を感じたと思います。
そうです、ベアリングリテーナー(ディスクローター側とハブスプロケット側)が付いてません。
リテーナーは前もって外したのですが、そのベアリングリテーナーを外すのに専用工具は持っていません。
14年前はポンチの世話になったのですが、良い工具を見つけました・・ユニバーサルホルダーです。
ただし、5ミリの先端の物でなくては回せませんので、買われる方は先端径を確認して買ってください。
それでも少し苦戦しますけど・・少し気長にトライすれば、外すことができますよ。

   
   

 オマケ記事です・・ボルさんの尻尾がやっと手に入りました。(笑)
COZYシートを持っていても、めんどくさがりのオレは車検の都度テールを付け替えるのが嫌だった。
COZYのシートにはベルトがついてないので車検が通らないけどベルトは付けたくない。
それで2016年の車検以降はあんこ抜きシートを付けていたんだけど、さすがに勿体ないので装着する。
そのためには車検の時にボルトオンで交換できるようにテールを探していて、ようやくきれいなものが手に入った。
上の画像・・右側がボルさんのテールにCOZYシート、左が中古テールとあんこ抜きシート。
中古てーるの「蓋」は鍵が違うので開かないけど、車検の時に開ける必要も無いから問題なし。
パッキン(黒い縁)はなにか代替えをさがして押し込んであげようと思う。(パカパカするので)
よし、これで車検の時はシートを交換するだけでOKだ! (これだけの為にわざわざテールを買った)

 
2019年06月02日
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