愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 173

【前後タイヤの交換】
 仕事がひと段落着いたので来月の車検に向けてタイヤ交換と整備を行うことにした。
オレは自営なので自分の都合さえ着けば月曜でも朝からバイク整備ができる!
しかし、都合が着かなければ休みなく仕事をしなくてはならない! 時間外労働禁止などオレには関係ない。
 というわけで、月曜日なのだが午前中から分解を始めたわけだけど・・今回は苦労した。
タイヤの前後一斉交換というのは確率的に珍しく、2003年に再起させた時以来行っていない。
さて今回はどうやって上げようかと考えて”後ろはレーシングスタンドで前は脚立吊り下げ”とした。
だけど・・実際やってみると、これがかなり不安定で怖かった。
前の脚立吊り下げは安定してるんだけど”揺れる”し、後ろのレーシングスタンドは剛性不足ときた。
正直、前後一度に上げるのは止めたほうが良いと思う・・250キロはさすがに重いと感じた。
もし、前後同時に上げるなら、後ろはレーシングスタンドではなく”ブロックなどを使った固定架台”が良いと思う。
アストロ製のレーシングスタンドは通販のそれよりも頑丈だが、車体の重さを支えるほどではない。

 

吊り下げているのでベタっと倒れはしないけど・・結構怖い!

 今回は前日にガソリンタンクを外してナカノガソリンを全て抜いて乾燥させている。
ガソリンタンクを空にしてから5年ほど経つので、抜けきらない水があるかもしれないと思って空にした。
水抜き剤は年に一本入れているけど不安がある・・いい機会なので空にすることにした。

 まずレーシングスタンドが久しぶりに登場! 後輪を上げてスタンドにブロックを置いて固定する。
後輪を外したら、脚立を組んで前をジャッキで持ち上げながらベルトでテンションを張っていく。
片方のキャリパーを外して、前輪を外したらジャッキを緩めて脚立に荷重を掛ける・・のだが、この時点で怖い。
補助のジャッキを持ってきて支えながら脚立に車体を預けていくのだが・・揺れるし、かなり怖い。
落ちない事は分かっているけど、吊っているのが車体の重心位置に近いのかフラフラになりそうだ。
もっと前を吊れば後ろにもしっかり荷重が乗って安定しそうだけど後の祭り。
結局、ジャッキはそのままにしてタイヤを持っていくことにした。

 後輪は完全にスリップラインが出てしまっており、前もつながり始めている状態だ。
今回も車で15分のドライバーズスタンド(ドラスタ)で交換する。
近くのドラスタはタイヤ交換がかなり混雑していて予約が取れない。
返せば、それほどタイヤ交換があるので職員は作業に慣れていて安心して任せられるという事だ。
タイヤを預けて約二時間で交換が終了した連絡が有ったので取りに行ってきた。
 今回もダンロップK300GPのVコード、減りはすごく早いけどグリップ力は抜群で挙動も穏やかだ。
ブリジストンや他の銘柄に変えようと思う事はあるけど、結局これを注文してしまう・・信頼性抜群。

 

 タイヤを取り付ける前に普段できないハブ周りの掃除をしておく。
ハブダンパーに呉工業のラバープロテクタントを塗布し、カラー周りは洗浄してからグリスを塗って組付ける。
ホイールバランスを取る時に苦労はしなかったと言われたのでベアリングもまだ大丈夫だろう。

 

 では、まず前輪から組付ける。 ともかく前輪を設置させればジャッキが外せるので安心できる。
外すのには面倒くさい前輪だけど、取り付けるのは簡単である。
前輪が取りついたら、少しづつ脚立のテンションを緩めてジャッキを外して前輪を設置させ、脚立を外す。
前輪に輪留めを噛ませたらレーシングスタンドの位置を調整して安定させる。
レーシングスタンドでは車体が高く上がっているので後輪は外しやすいが取付しにくい。
後輪を少しづつ盛り上げながらアクスルシャフトを通して仮固定してレーシングスタンドを取り外す。
チェーンテンショナーで大まかなチェーンの調整をして・・今日はここまでにしよう。
ここまでくれば、後は調整と締め込みだけなので後日で良いだろう。

   
2019年03月25日
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