愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 160(番外)
 
【モンゲルさん完成】

 タンク修理の苦労は全くの無駄に終わった・・おそらくピンホールとの戦いは永遠に続くだろう。
ボルさんのタンクなら徹底的に修理して使うだろうけど、フォーゲルのタンクは状態が悪すぎる。
問題は代替えのタンクを何にするかだけど、アマゾンで新品の中華製モンキータンクを5000円で購入した。

 フレームに載せてみると、細かい点で手を加える必要がある事が分かったが大きな問題はない。
まずシートを10ミリほど持ち上げる必要があるので、ナットをかませて金具を浮かせる。

 次にタンクを固定するフレーム側の受けの上を平たく削る。
こうしないとタンクが接触して傷がつき穴が開く事になる。
元々のタンクを二度と使うつもりが無いので削る。

 次がタンクで、タンク前方の固定箇所の内側に高さ10ミリのゴム片を入れる。
こう部の固定ねじの位置を前方に10ミリ移動する為、ドリルで穴をあけなおす。
タンクの後ろ側の固定枠に6ミリの防振ゴムシートを張り付けて加工は完成。

 以上の加工で、下の画像のようにバッチリ装着できる。
 上から見るとこんな感じである。

 先に加工したシートを装着する。
少しきつめの場合は若干シートを高さを調整すればOKである。
オレは先にシートを加工してしまおうと皮を剥してみたが、やめた方が良い・・面倒なことになる。
タンク側の前の固定部分を少し削ればタンクは更に前に押せるので、シートの高さをナットで調整するか、
タンク取付け位置を前方に5ミリ調整する方がはるかに簡単で効果がある。

 どうだろうか? 出来上がりはこんな感じで、違和感はなく仕上がっていると思うのだが。
オレ的にはハンダ修理したタンクを心配しながら使うよりも、安心して所有できる。
持論を展開するわけではないが・・やはり不安のあるバイクは持っているだけでストレスがたまる。
というわけで「タンク修理」で四苦八苦したのと違って「セミボルトオン」状態で、問題全くなし。
いったい、あの「タンク修理」は何だったのか? 徒労という言葉がぴったりな無駄な作業であった。
しかし、その甲斐あってモンキーのタンクを積んだフォーゲル=モンゲルが完成した。

怪しいモンゲルさんですが、よろしく。
 
2016年07月15日
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