愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 156

 

【COZYシート】

 2013年にシートの一部が劣化して裂けてきたとき「COZYシート」というのをWEBで知った。
Fに乗るほとんど人は見た事ある画像だが、実に走りそうな精悍なFである。
全体のまとまりと贅肉をそぎ落としたようなCOZYシートはよく調和して魅力的なフォルムである。
しかし、このシートのお値段は・・当時、42800円もする高値の花であったので、貧乏なオレには当然手が出ない。


運よく、程度のいいアンコ抜きシートが手に入ったので愛用していたのだが、先日何気なくオークションを見てみると、
なんと!CB750F用のCOZYシートが出品されていた。
「これは買うしかない! このシートは渡さないぞ!」
と・・猛烈な気合で望んだ割には、意外と競らずに予算より低い金額で落札できた。
「なにか見落としたか? ジャンクか?」
と不安に思っていたのだが、到着したシートは特に問題もなく良い状態であったため小躍りして喜んだ。(笑)
しかし、実はこの時すでに「COZYシート」の罠に落ちていたのである。
その罠とは「フィッテングが難しい社外品」ということで、これが分かるのは少し先になる。

手元のシートを並べてみた。 右から「純正」「アンコ抜き」「COZY」である。
 

  比べるとわかるけど、アンコ抜きシートは相当加工されており意外と座りやすく出来もいい。
欠点は「尻が痛くなる」というよりも股間が痺れてしまって辛い時があるのだ。(イ〇ポになりそうだ。)
少し休めば改善するので愛用していたのだが、COZYが手に入ったので交換する。
アンコ抜きシートは気に入っているので保管しておくことにしよう。


アンコ抜きシートもいい。  

 さて、到着したCOZYのシートの状態が良いとはいうものの、テールカウルを取付けると社外品特有の個体差なのか
カウルの収まりがイマイチなので、シートのマチ部分を一度はがして再処理する事にした。
オレは革ジャンとかのインチキ補修も自分でやってしまうのでレザーを縫う針や糸は持っている。

マチ部の加工が悪く皺が強い 縫い直して接着

  さて、シートの補修も終わったし、テールカウルを付けていよいよ車体に装着することにしよう。
COZYシートはボルトオンなので車体に載せてみると・・なんだこりゃ! ついに問題発覚!
シートが浮き上がった状態で、テールエンドのブレーキランプの上側が1センチ以上も隙間が出る。
更にテールカウルの側面がフレームに擦れて歪みギシギシと嫌な音を出す。
「なるほど・・これじゃ〜手放すわい。」
と今更わかっても後の祭り、期待の大きかったCOZYシートだけに落胆も大きかった。

テールエンドに隙間が・・ガッカリ なにこれ?・・格好悪い・・サイアク。

このフィッテイングにはガッカリしてしまった。
画像を見れば分かるが、まるで追突事故でも起こしたようにブレーキランプ周りに隙間ができる。
今更、デイトナのCOZYシートの画像(上)をよ〜く見ると、テールカウルが浮き上がってるのが分かる。
クラブバーの後部のバーとリアカウルの状態を見れば一目瞭然だ・・つまり最初からフィッテイングしないのだ。
一瞬・・「仕方ないから、これでもいいかぁ・・(投げやり)」と思ったが、いいわけない!
次に・・「やっぱりアンコ抜きシートに戻して諦めるかぁ・・」と、負け犬根性がムクムクと頭を持ち上げてきた。
さて、どうする! 泣き寝入りか?

2016/06/25

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