愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 153

 

【リアタイヤの交換】

 ここ数年は年齢的に家庭の事で忙しくツーリングに出る機会も少なくなったのでタイヤの減りは少なかった。
前回は2010年にリアタイヤを交換したので、なんと今回は4年も経ってしまったわけだ。(乗らない事を痛感する)
それでもバイクの無い生活(CB750Fの無い生活)は、私には考えられない事なので、整備だけは怠らない。

 近所のドラスタでリアタイヤを注文する。
今回もダンロップのK300GPなのだが、なんと交換・廃タイヤを含めて20000円にもなった。
前回は18000円だったので、なんと4年で2000円も値上がった事になる・・高い!
交換作業は9月27日にホイールを持ち込んで、作業が終わったら連絡をもらう事にしていた。(AM10:30)
待っていても時間が勿体無いので、その間にオイルを交換することにしたのだ。

 
減った!おまけに変な剥がれも出た。 この状態は結構怖い。
 

 今回のオイル交換はフィルターも交換する。
フィルターを交換する際にいつも思う事だが・・右の画像の銀色のリングが入っている人はどれほど居るのか?
このリングはスプリングとフィルターの間に入るのだが、フィルター交換のときにフィルター後と捨てられる確率が高い。
記事に載っているのだが、実は私もこのリングをフィルターと一緒に捨ててしまった事がある。(Vol13・2003/06/20)
以来、フィルター交換のときはとても気をつけているのである。(笑)

   
フィルターを交換(かなり汚れた) 例のリング(結構入れ忘れの確率が高い)
 

 私は廃油の処理は「廃油パック」を使っているのだが、先日のお彼岸中に軽自動車のオイル交換も行った。
そのとき使った廃油パック(6.5リットル用)に廃油を入れたのだが・・軽自動車とバイクの廃油で満タンになった。
どうという事は無いのだが・・廃油パックが無駄なく使えて、なんとなくウレシイ。(笑)

 オイル交換はホンダG2を3.4リットルにIXLを140ccとして様子を見る事にした。
私は2006年からオイル交換時には必ずIXLを入れるようになって8年目だが、快調そのものである。
標準のオイルだけの状態は忘れてしまったが、IXLが入った方が金属音は静かになるように思える。
それ以上に高温時に強いというIXLの効果に期待しているのである。

 

廃油パックに入れて捨てる。(満タン) IXL を140CC注入
 

 さて・・オイルの交換も終り、タイヤを待っているのだが・・連絡が来ない。
急いでも仕方ないので、少し資格勉強をしたり伐木の整理などをしていたら連絡が入った。(PM15:30)
ドラスタでホイールの状態を確認してから受け取り、追加整備のバルブ交換代を支払い帰宅。
ホイールを車体にはめて仮止めした状態で、この日の作業を終える事にしました。
チェーン調整は細かい作業なので、日の高い日中にゆっくりとやる方が良いです。

 以前なら・・その日のうちに無理してチェーン調整までやってしまう事が当たり前だった。
ここ数年は無理して、その日のうちに終わらせるような事はしなくなった・・これが年齢なのだろうと思う。

 
しっかりとグリスを入れる事。 ハブダンパーにはシリコングリスを。
   
新品のK300GP 今日はここまで・・調整は明日に。
   

 翌日(9/28)・・午前中にチェーン調整を行う。
私はチェーン調整はかなり神経質なほうで、納得いくまで何度もやり直す事が幾度もあった。
さて、余談だがアクスルシャフトのボルトリング径とナットリングの径が一緒だという事をご存知だろうか?
実は、私はいままで知らず、今回「もしや?」と思って測ってみて始めて分かったわけだ。(汗)
 それがなんだというと、メーカーではスイングアーム後端をチェーン調整の目安としているので、
スイングアーム後端部の左右精度は出ていると考えられるので、このボルト外周からチェーン引きボルトまでを
ノギスを使って測ればチェーンの調整ズレを数字で確認できる事に気がついたのである。
まぁ・・実際の調整はあくまで、スイングアーム後端で行うとしても、調整制度の目安にはなるだろう。

 というわけで、調整はメーカーの指定どおり「センタースタンド状態」「チェーン中央部で20ミリ」とした。
レーシングスタンドの場合は条件がスイングアームの位置条件が異なるので、また違うのだと思う。
なんどか調整を繰り返して、左右の目盛り位置をピッタリにあわせてからトルクレンチでアクスルを締める。
上記の方法で左右をノギスで計測してみると・・左:125.7ミリ・右:126.3ミリで左右差は0.4ミリであった。
下二段目の調整画像の状態での計測して、この左右差なのでスイングアーム後端の精度はかなり高いようである。
というわけで・・のんびりとやって、チェーン調整だけで二時間も掛かってしまったが満足いく調整状態となった。 

   
左アクスルボルトリング 右アクスルナットリング
   
左調整状態(最終) 右調整状態(最終)
   
チェーンライン確認 近くをチョイ乗り
   

 チェーン調整というのは適当にやろうとすれば、本当に目見当で済む調整である。
しかし、本当はチェーンというのは基本中の基本といえる大切な調整でエンジンからホイールに動力を伝え、
車輪を回転させている、とても抵抗が大きな部分で、プラスとマイナスの力が加わっている部分である。
ここをしっかり調整する事で、チェーンやスプロケット、ドリブンギアやベアリングの寿命も異なると考えている。

 能書きはともかく・・調整も済んだので、いつもの周回コースを一回りして途中で一休み。
新車購入して12年間走って31800キロで現役を退き、2003年に再び目覚めて走行距離はもはや62000キロに達した。
私の場合、ヘタクソなので車体に無理な力が加わるような走り方はしないし、高速道路も使わないほうが多い。
今も小さいながら専用の車庫の中に毛布を被って寝ている事の方が多く、週に一度は必ずエンジンを動かす。
来年の4月には再び車検が巡ってくるが、まだまだ当分は元気に走り回れそうな状態である。
このバイクに大きなトラブルが無い事が、趣味(遊び)の面では何よりも心配事が無く平穏といえる。

 
2014/09/29
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