愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 141(番外)

 【フォーゲルで立ち往生】

 神奈川は梅が咲く頃が一番寒いのだが、日差しは日に日に強くなってきており陽が出ていれば暖かい。
Fの調子はとてもよくエンジンも快調に回っており足回りにも不安は無い。
今年は4月に車検があるが、前タイヤを交換すれば、後は一通りの点検だけで済みそうである。
そんな事を考えながら、今年に入って二度目の近場を30キロほど乗り回してガソリンを入れて帰宅する。

 

 帰宅するとフォーゲルが人待ち顔で待っていたので、昼食前にコイツも近くをひとっ走り走らせる事にする。
交差点の信号で停止したとき、なにか少しガソリンが漏れているのが気になりますが、
この時は「フローとバルブか」と思っただけで発進してしまいました。
農道を走って里山を超えて調子よく走っていると・・モ〜ッ、プスプス・・と止まってしまった。
典型的な吸気系のトラブル症状で、10分ほど彼是いじりまわしたのだが工具も積んでないので諦める。
今走ってきた里山を眺めて、山越えで自宅に向かう事にする。(PM 1:00頃)
なにしろ地元なので、細かい農道や獣道までほとんどの道のことはわかっている。

 というわけで・・砂利山の作業道を登っていくことにしたのだが、バイク装備なので疲れる。
高低差は150m程度なので1時間もあれば登りきれるのだが、意外と時間を使ってしまい尾根線に出るのに苦労した。

 尾根の獣道を歩いて下りの農道に出てからは、見慣れた道をひたすら歩いて帰宅する。(PM 3:00頃)
途中の農家の庭先でトマト(温室)が売っていたので300円で買って土産にした。
帰宅してから、さすがに腹が減ったのでフォーゲルを回収に行く前に腹ごしらえ。
軽トラに乗り込んで再び里山を越えていく。

 軽トラでバイクを回収に出かけるのは数年ぶりで、前回は例のジェネレーターの事件のときである。
あの時は軽トラがとても頼もしく見えたものである。
まぁ・・確かに軽トラというのはとても重宝で、こういう事があると「あって良かった!」と心底感じます。(笑)
という事で回収されたフォーゲルから問題があるキャブレターを外して分解する事にしました。

 

 げぇ! これはなんすか?(爆)
自分でも驚いてしまいましたが、この茶色いのは錆とオイルとガソリンが混ざったものです。
どうしてこうなったかというと・・昨年ガソリンタンクの錆取りをしたのですが、その後にキャブを分解して無いので、
錆取り前の錆がそのままキャブに詰まってました。(苦笑)
トレイの中にあるキャブは既に清掃された状態なのできれいですが、そりゃ〜ひどかったです。
確かにこれでは動かなくなっても当然だと思うのですが・・動かなくなった原因はこのヘドロではありません。
なんと!ドレンのネジが落ちてしまったのです。
その為、ガソリンがダダ漏れ状態になってしまったわけです。(出発時の交差点で疑うべきだった・・)

 上の画像で見ていただくとわかりますが、ドレンネジが無いです(左) 適当なネジを探して入れました。(右)
キャブ自体は悪くないので、今回の清掃で問題は一掃されたと思いますので、折をみて取り付けて確認します。
今回は私の整備不良でとんだハイキングをしてしまった訳ですが・・個々のところ忙しない事が多かったので、
ちょうどよかったのかもしれません。(笑)

2013/01/13

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