愛車CB750Fボルドール2の再起記録  vol 13


フォークオイルを交換中

純正#10のオイルを247t注入


スプリングなどもチェックした。


やっとフロント回りが完成!


自作のワッシャーを組み込む

  【6月15日】
今回はようやくフロントフォークオイルを交換することにする。
前回29000qになった時点で、フォーク内部のパーツの大半を交換し
フォークチューブ自体も交換したので、フォークの状態はとてもよく、
サビやガタ付などは一切無い。
そんな訳で..少々面倒な事もあり、オイルのみを交換するため、
フォーク下部のボルトを緩めてオイルを抜く。
CB750Fのフォークオイルは規定量が245tであるが、
ほんの少し大目のほうが具合がいいと、自分のマニュアルにメモしてあったので、
247tを入れることにする。

オイルが大半抜けた状態で、フォークの上から空気を吹き込み、
フォークを上下させたやると残ったオイルが少しづつ出てくる、これを何度も繰り返し、
オイルが出なくなるまで行ってドレンを締める。
メスシリンダーで247ccを測り、フォークに注油する。
今回はホンダ純正の10番(5W)を入れることにした。
柔らかいオイルを選んだのは、車体自体に無理をさせないようにする配慮である。
硬いオイルだと、クッション製が悪く乗っていて疲れるだけでなく、
車体に掛かる衝撃も大きいと考えた。
左右のフォークに同量のオイルを注入してから、しばらく置き、油面を計測すし、
左右の油面高を揃える。
それほど神経質になる事は無いけど、油面の高さは揃えるのが基本である。
さて、あとはスプリングを上下間違えないように入れて、エアバルブとかを組み立てた。
CB750Fは当時流行のエアサスペンションなので、エアを入れておく。
規定圧力は1キロ程度だけど、今回は0.7キロで柔らかめに設定することにする。

最近、雑誌とかで当時のエアサスペンションの整備について知ったかぶりに語る方が
いるようで、「サスペンションにエア加圧を行うことは整備上間違い」のように語っていた。
でも、これはナンセンスである。
エアサスペンションはエア加圧がする事を標準にメーカーが設定してある。
これを絶版後になって、開発者でもない人間が「それは間違い」などと騒いでも、
元々がエア加圧するサスペンションなのだから、間違いも何もない。
メーカーがそう設定しているのだから、それに沿って整備すべきで、
少なくとも無加圧で使うべきではない。

オートバイ雑誌というのは、その車体を長年扱ってもいないのに、
まるで見てきたように書くものである。
CB750Fに限って言えば、エアフォークは無加圧で乗ることは絶対に避けるべきである。
さて..フォークオイルの交換が完了し、フロント周りを全て組み付けて完了した。
早速、車体を引っ張り出して、サスペンションの動きをチェックする。
動作状態は非常によく、ダンピングもかなり改善された。
次回走行するのが楽しみである。

翌日(6/16)メーターのコンビネーションランプの取付け部分が割れていたので
接着剤で補修していた。 その後..何気なくサービスマニュアルを眺めていたら、
先日のオイルフィルター交換の際に、フィルターを抑える大きなワッシャーを
入れるのを忘れたことに気が付いた。
おそらく、あれば外したフィルターに張り付いていた筈であるが、捨ててしまった。
それよりも、その以前より入れてなかったような気がする。
このワッシャーが無くても問題は無いと思われるが、妙に気になりだしてしまった。

一日置いて(6/18)、どうしても気になるので、オイルフィルターを外してみる。
やはりワッシャーは入っていなかった..。
そこで代用品をさがしてみたが、外形30ミリ、内径20ミリなどという薄いワッシャーは
見つからなかった。 仕方ないので、一度フィルターを再組立てしてから考える事にした。
バイク屋にパーツを注文しても時間がかかるし、重要なパーツでもないので自分で
作る事にして手持ちの銅版を切り抜き2時間かけてオリジナルワッシャーを作成した。

その翌日(6/19)帰宅してから、オイルフィルターを再びはずして、
自作のワッシャーを組み込んだ。
自作ワッシャーは、ぴったりとオイルのシャフトに収まった。
メーターパネルのコンビネーションランプも接着されたので、
耐水ペーパーできれいに仕上げて締め付けた。
これでようやく、フィルター周りが一件落着した。

2003年06月20日

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